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横から失礼いたしますね。佐藤理江と申します。
大辻さんは自分の作品について、都合の悪い場面だからといって
口をぬぐうような方ではないと思いますよ。
それに、横田さんにインスパイアされたとはいえ、
この歌は母親の心の不条理に言及した作品です。
別に北朝鮮の国策がどうだとか、ナショナリズムがどうとかは
作品において、それほど重要ではないように思われます。
基本的に親として子を思というパーソナルなことにもかかわらず、
何らかの事情で公の意味を持たされてしまったことこそ、
万感のこもった「あはれ」で表されているのではないでしょうか。
例えば、イラクで人質になった方の親御さんにも、
同様な「あはれ」を感じましたし、そのほかにももっと些細な
生活上のことでもすくい上げられる「あはれ」があります。
電車の中で子どもに泣かれている母親なんかに対しても感じます。
私はこれは、さまざまなイメージに向かい得るいい歌だと思いますよ。
どうも失礼いたしました。
http://www1.u-netsurf.ne.jp/~okiraku/
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