投稿者:トーマスママ
投稿日:2010年 3月 3日(水)13時32分29秒
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先日ネットで現代短歌文庫の「大辻隆弘歌集」を求めました。長く淡路島洲本市に住んでおりましたので(私の故郷は伊勢市です)歌の世界も関西中心で狭い範囲でした。三重県それも松阪に大辻さんのようなすごい歌人がいらっしゃることを知りませんでした。歌集少しづつ楽しみながら拝読させていただいています。姉あらば、草生に沈むくるぶしを冷たく濡らすあかつきの露 私は4歳のとき三つ上の姉を亡くしました。病院の長い廊下や葬儀の記憶がおぼろげながらにも確実に身体に残っています。大辻さんのこの一首、もどかしい思いで何度も拝読しました。半世紀以上も前に亡くなった姉がひたと寄り添ってくるような錯覚を持ちました。
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